※この記事は『VIVANT』第17話のネタバレを含みます。
『VIVANT』第17話、見終わったあとにSNSや考察記事を見ていると、本編以上に気になる説がかなり出てきた。
特に話題になっていたのが、ジャミーンは本当に「善悪」を見抜いているのかという点やな。第17話では、善良な市民と犯罪者を含む100人以上の顔写真を使って能力が検証され、その力が公安内部の工作員を特定する場面にも使われた。
今回は、SNSやネットの考察で目立った説を整理しつつ、最後に「現実にもジャミーンのような能力を持つ人はいるのか?」まで掘り下げてみるで。
① ジャミーンが見抜いているのは「善悪」ではない説
まず一番気になったのがこれ。
作中では「人の善悪を直感的に見抜く」と説明されているけど、単純に犯罪歴のある人=悪を判定しているだけでは説明しきれない部分がある。
乃木のように、別班として命がけの任務をこなし、時にはかなり非情な判断もする人物に対して、ジャミーンは強い拒否反応を示していない。一方で、肩書上は公安でも、他人に強い害意を向けている人物には反応する。
ここから考えると、ジャミーンが見ているのは「法律上の善悪」ではなく、その人が他人に向けている悪意・敵意・裏切りの意図みたいなものなのかもしれへん。
『VIVANT』はずっと「敵か味方か」「正義か悪か」を簡単に分けられない作品やった。せやから、ジャミーンだけが所属や肩書ではなく人間そのものを見ているという構図なら、作品テーマともかなり噛み合う。
② シンシーが本当に狙っているのはジャミーン説
これもかなり面白い説。
もしジャミーンが工作員や裏切り者を高精度で見抜けるなら、諜報組織にとっては厄介どころの話やない。
どれだけ完璧な偽装をしても、顔写真を見せただけで「この人は怪しい」と絞り込まれる可能性がある。スパイ側からすれば、まさに情報戦のルールを壊す存在や。
第17話では、シンシー側がテント関係者やその周辺まで調べていることも示されている。そこから、最終的な標的の一人がジャミーンなのではという見方も出ている。
この説が当たっていたら、第17話で急にジャミーンの能力が大きく扱われた理由にも納得できる。単なる便利キャラではなく、これから物語の中心に入ってくる準備やったのかもしれへんな。
③ リュウは完全な敵ではなく、まだ野崎側説
第17話では野崎の潜入が見破られる大きなきっかけになったリュウ・ミンシュエン。
普通に見ればかなり危険な存在やけど、SNSや考察では「あの動き自体が野崎へのメッセージでは?」という説も出ている。
『VIVANT』は二重スパイ、偽装、意図的な裏切り演出が何度も出てくる作品。せやから、今見えている立場だけでリュウを完全な敵と決めつけるのはまだ早い気がする。
むしろ「敵に見える行動をしながら、別ルートで野崎を助けている」みたいな二重構造やったら、一気にVIVANTらしくなる。
④ 別班×テント共闘は「国家の正義」と「人間の正義」を逆転させる伏線?
第17話で個人的に一番大きかったのは、やっぱり別班とテントが再び接点を持つ流れ。
シーズン1では、別班は国家を守る側、テントは追われる側として描かれていた。でも今回は、国家を守る別班が仲間を切り捨てようとし、かつて敵だったテントに救いを求める構図になっている。
これ、単なる「熱い共闘」だけやなく、国家の正義と、人間としての正義は同じなのかという問いにつながってると思う。
所属だけでは善悪を決められない。公安にも裏切り者がいる。別班も非情な判断をする。そしてテントが人を救う側に回ることもある。
そう考えると、ジャミーンが「肩書ではなく人を見る存在」になっていることともきれいにつながるんよな。
⑤ 「サヴァン症候群」は善悪判定ではなく、別の能力の伏線説
第17話でジャミーンの能力にサヴァン症候群という説明が加わったのも気になるところ。
ここで考察として出ているのが、ジャミーンの本当の特殊性は「善悪を見抜く」ことだけではなく、極端に高い記憶力やパターン認識能力にあるのでは、という説。
サヴァン症候群では、実際に記憶、音楽、計算、カレンダー計算、芸術など特定領域で突出した能力が報告されている。せやから、ドラマ内でも「見たものをほぼ忘れない」「膨大な情報から共通点を無意識に拾っている」みたいな方向へ発展する可能性はありそう。
もしそうなら、ジャミーンが“超能力で悪人を感じる”のではなく、本人も説明できないレベルで表情や顔つきの細かな特徴を大量に記憶し、瞬時に照合している、という描き方もできる。
現実にもジャミーンみたいな能力を持つ人はいる?
ここ、気になった人かなり多いと思う。
結論から言うと、「顔を見ただけで善人か悪人かを100%見抜く」という能力は、現在の科学では確認されてへん。
人間の嘘を見抜く能力については大規模な研究があって、24,000人以上を含むメタ分析では、真実と嘘を見分ける平均正答率は約54%。ほぼ五分五分に近い結果やった。つまり、普通の人間が直感だけで嘘や悪意を見抜くのはかなり難しい。
一方で、人間には短い時間の表情やしぐさから情報を読み取る「thin slicing(薄切り判断)」と呼ばれる現象もあり、ほんの数秒〜数十秒の非言語情報から、ある程度正確な印象判断ができるケースも報告されている。
さらに、ほんの一瞬だけ出る表情の変化「マイクロ表情」や、普通の人より顔を覚える能力が非常に高いスーパーレコグナイザーのような人も実在する。
ただし、これらはあくまで表情・顔の識別・記憶・非言語情報の読み取りが得意という話であって、「犯罪者を顔だけで当てる」「善悪を見抜く」能力とは別物や。
サヴァン症候群についても、医学研究では記憶、音楽、芸術、数学、カレンダー計算などの突出した能力が知られている一方、人間の善悪を判定する能力がサヴァン症候群の特徴として確認されているわけではない。
せやから、ジャミーンの能力は現実に存在する「突出した記憶力・知覚力・パターン認識」をベースに、ドラマとして大きく拡張した設定と見るのが一番自然やと思う。
むしろ「現実に少しだけありそう」なのが怖い
完全な超能力なら「ドラマやから」で終わる。でも、現実にも一瞬の表情を読む人や、異常に顔を覚えられる人、特定分野で突出したサヴァン能力を持つ人は実在する。
そう考えると、ジャミーンの能力って完全なファンタジーではなく、現実の人間能力を極端にした延長線上に置かれているようにも見える。
もし今後、「善悪を感じる超能力」ではなく「本人も意識できないほど細かい情報を瞬時に処理している」と説明されたら、個人的にはかなり納得できる。
まとめ|第17話はジャミーンが物語の中心に入った回かもしれない
第17話を見て、最初は正直「ジャミーン便利すぎへん?」と思った。
でもSNSや考察を追っていくと、むしろこの違和感自体が今後の伏線なんちゃうかと思えてきた。
- ジャミーンが見ているのは単純な善悪ではない?
- シンシーの本当の標的はジャミーン?
- リュウはまだ野崎側の可能性がある?
- 別班×テント共闘で「正義」の立場が逆転する?
- サヴァン設定は記憶力やパターン認識の伏線?
この5つは、次回を見る時にかなり意識したいポイントやな。
特にジャミーンについては、次に誰に反応して、誰には反応しないのか。ここが今後の人物関係を読む大きなヒントになりそう。
第17話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめて読みたい人は、【VIVANT第17話ネタバレ】あらすじ・考察・感想もどうぞ。続きは第18話の感想・考察で、新庄生存やチョッキーの活躍を振り返っています。


