第13話「外廷勤務」は、猫猫の物語が「後宮編」から次の段階へ進む転換点です。
前回、風明の事件の余波で後宮を解雇された猫猫。しかし壬氏に身請けされるような形で、再び宮廷へ戻ることになります。
ただし、以前と大きく違うのは、猫猫が今度は自分の意思で宮廷に戻っていること。そして勤務先も玉葉妃の翡翠宮ではなく、外廷にある壬氏のもとです。
この記事では、第13話のあらすじだけでなく、猫猫がなぜ官女試験に落ちたのか、外廷勤務になった意味、そして後の事件につながる伏線まで整理します。
※第13話の結末を含む解説です。後の話の内容に触れる考察もあります。
猫猫の能力と、宮廷での資格は別に考える
官女試験の不合格は、猫猫の推理力を否定する結果ではありません。得意な領域、求められる知識、任される役割を分けると、この再出発の意味が分かります。
| 軸 | 第13話の猫猫 |
|---|---|
| 実務の強み | 薬・毒・観察の知識は、壬氏が引き続き頼りにしている。 |
| 制度上の条件 | 正式な官女には試験が必要。特定分野の才能だけで全てを代替できない。 |
| 勤務先と役割 | 試験に落ちたあと、外廷の壬氏の部屋付き下女として働く。以前の翡翠宮への復職ではない。 |
第13話「外廷勤務」のあらすじ
後宮を解雇され、花街の緑青館へ戻っていた猫猫。そこへ壬氏が現れ、猫猫を宮廷へ戻す話が決まります。
人さらいによって売られ、半ば強制的に後宮で働いていた最初の頃とは違い、今回の猫猫は自分の意思で緑青館を出ます。
しかし、新しい勤務先は後宮ではありません。猫猫が連れてこられたのは、男性官僚も働く外廷。そして猫猫は、壬氏の身の回りを担当する立場になります。
壬氏は猫猫を正式な官女にしようと考え、試験を受けさせることに。しかし、薬や毒の知識なら圧倒的な猫猫も、宮廷の制度や部署など、自分が興味を持てない分野の勉強にはなかなか集中できません。
結果、官女試験は不合格。猫猫は壬氏の部屋付きの下女として働くことになります。
▶ 前回の経緯は第12話「宦官と妓女」の解説で詳しくまとめています。
猫猫はなぜ官女試験に落ちた?頭が悪いからではない
第13話で意外なのが、あれだけ頭の切れる猫猫が官女試験に落ちることです。
ただし、これは猫猫の知能が低いという話ではありません。
猫猫は薬・毒・人体など、自分が興味を持った分野については異常なほどの集中力と記憶力を発揮します。一方で、宮廷内の制度や部署などにはほとんど興味がありません。
つまり猫猫は、何でも万能にこなす天才ではなく、興味のある分野だけ極端に能力が高い人物として描かれています。
この得意・不得意の偏りがあるからこそ、猫猫というキャラクターが単なる「万能主人公」になっていないのも面白いところです。
外廷勤務になったことが重要な理由
第12話までの猫猫は、基本的に後宮の中で事件に遭遇していました。しかし第13話から舞台が外廷へ広がります。
ここには官僚、軍部、職人など、後宮とは違う立場の人間が集まっています。
その結果、第14話以降では、倉庫の小火、官僚の食中毒、彫金細工師の遺言など、一見すると後宮とは無関係に見える事件が次々と登場します。
ところが、このバラバラに見える出来事が後に一本につながっていく。第13話は、その大きな事件編の入口でもあります。
▶ 第13〜24話全体の流れは1期13〜24話のあらすじ・伏線まとめでも整理しています。
猫猫が「自分の意思」で戻った意味
第1話の猫猫は、人さらいに遭って後宮へ売られた立場でした。できるだけ目立たず、年季が明けたら外へ出ることを考えていました。
それに対して第13話では、壬氏に振り回されつつも、猫猫自身が宮廷へ戻る道を選んでいます。
同じ「宮廷で働く」でも、最初と今では意味がまったく違います。猫猫と壬氏の関係、そして猫猫自身の居場所が少しずつ変わってきたことが分かる場面です。
壬氏と猫猫の関係も少し変化している
第12話までの壬氏は、後宮を管理する人物として猫猫へ仕事を振る立場でした。
しかし第13話からは、猫猫が壬氏のすぐ近くで働きます。壬氏は猫猫に官女試験を受けさせ、より良い立場を与えようとします。
一方の猫猫は、出世にはほぼ興味なし。壬氏が良かれと思って用意した道と、猫猫本人が望んでいるものが微妙にズレているのが、この二人らしいところです。
原作では何巻?
第13話からは、原作小説第2巻の内容が中心になります。
アニメ第1期後半となる13〜24話では、外廷の事件だけでなく、羅漢や鳳仙など猫猫自身の出生に深く関わる物語も描かれていきます。
第13話の感想|派手ではないが重要な再スタート回
第13話単体では、大きな毒殺事件が起こるわけではありません。ただ、第1話と比較すると猫猫の立場が大きく変わっています。
最初は無理やり連れてこられた宮廷へ、今度は自分から戻る。しかも、その結果として猫猫の行動範囲が後宮から外廷へ広がっていく。
物語の舞台そのものを広げる「第2章の第1話」として見ると、かなり重要な回です。
第14話につながるポイント
次回は、新しく後宮に入った楼蘭妃が本格的に登場します。さらに猫猫は、まさかの「妃教育」の講師役を任されることに。
▶ 続き:第14話「新しい淑妃」ネタバレ解説
第13話FAQ
猫猫はなぜ官女試験に落ちた?
薬や毒以外の分野への興味が薄く、宮廷の制度などの勉強を苦手としていたことが大きな理由です。
猫猫は後宮に戻ったの?
以前と同じ後宮勤務ではなく、外廷にある壬氏のもとで働くことになります。
第13話は原作小説の何巻?
原作小説第2巻の内容が中心です。
広告/PR|『薬屋のひとりごと』の原作・コミカライズを探す
アニメで気になった伏線や人物の心情を、原作でも自分のペースで振り返りたい人へ。
原作小説・電子書籍・紙のコミックなど、読みたい形式に合わせて選べます。画像からも各サービスへ進めます。
BOOK☆WALKER:原作小説1〜10巻は2026年12月31日23:59まで読み放題対象。MAXコースは月額1,100円(税込)。対象の初回利用は14日間無料です。無料体験には初回利用・決済方法などの条件があります。無料期間最終日の前日までに解約しない場合は自動で継続課金が発生します。
漫画全巻ドットコムの画像は公式広告の商品例です。各サービスでの『薬屋のひとりごと』の取扱作品・在庫・価格・特典、クーポンの対象商品・割引上限・期限などはリンク先でご確認ください。
原作小説の読み放題はコミカライズ版とは別の対象です。原作を読み進めるとアニメ未放送部分のネタバレを含む場合があります。2026年10月4日確認。
『薬屋のひとりごと』1〜10巻の対象作品・配信期間を確認する
導入と話数の確認:アニメ公式・第13話あらすじ(2026年10月2日確認)。表の論点整理と人物の気持ちの読み取りは、本記事の考察です。
動画でも、余韻の続きを。
薬屋のひとりごとの魅力を、動画でも語っています。
2026年内にチャンネル登録者1,000人を目指しています!
動画が面白かったら、チャンネル登録で応援してもらえるとうれしいです。よろしくお願いします!





