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※第10話・第11話の結末まで触れています。
第10話「蜂蜜」は、園遊会の毒殺未遂と16〜17年前の皇子の死がつながり始める回です。
表向きには、里樹妃へ毒を盛った犯人は堀で死んだ下女とされています。しかし壬氏は「一介の下女に里樹妃を殺す動機があるのか」と疑問を持ち、猫猫を阿多妃の住む柘榴宮へ送り込みます。
そこで浮上するのが侍女頭・風明、里樹妃の蜂蜜への強い拒否反応、そして阿多妃が昔失った皇子です。
- 水死した下女だけを犯人と考えると、里樹妃を狙う動機が弱い
- 猫猫は柘榴宮を調べ、侍女頭・風明に違和感を持つ
- 里樹妃が蜂蜜を強く避けることが、過去の皇子死亡事件へつながる鍵になる
- 第11話で、風明が赤子に蜂蜜を与えたことが皇子の死につながったと判明する
- 風明は最初から悪意で赤子へ蜂蜜を与えたのではなく、危険を知らなかった
- 風明が里樹妃を狙った背景には、蜂蜜の秘密を阿多妃に知られたくないことに加え、阿多妃を四夫人の座に残したいというもう一つの動機もある
- 「蜂蜜」は現在の毒殺未遂と過去の事故を結び付けるタイトルになっている
| 話数・タイトル | 第10話「蜂蜜」 |
|---|---|
| 主な登場人物 | 猫猫、壬氏、阿多妃、風明、里樹妃、玉葉妃 |
| 中心の謎 | 下女は本当に単独犯?/里樹妃はなぜ蜂蜜を怖がる? |
| 次話への鍵 | 蜂蜜、風明、皇子の死、阿多妃の過去 |
| 公式あらすじ | アニメ公式 第10話「蜂蜜」 |
第10話は疑問を集め、第11話で動機へ進む
この二話をまとめて思い出すと、猫猫がいつ何を知ったかが曖昧になります。調査の入口と、次話で語られる答えを分けると、風明への疑いが唐突に見えなくなります。
| 手掛かり | 次に生まれる疑問 |
|---|---|
| 水死した下女を犯人とする噂 | 身分の低い下女が上級妃を狙う動機を、それだけで説明できるか。 |
| 柘榴宮と風明への接触 | 阿多妃に仕える人々は、過去に何を経験しているか。 |
| 蜂蜜を避ける里樹妃 | 風明が恐れる知識と、昔の皇子の死に接点がないか。 |
第10話「蜂蜜」のあらすじ
園遊会で里樹妃を狙った毒殺未遂事件。
後宮では、外廷の堀で入水して亡くなった下女が犯人だったという噂が広がります。
しかし壬氏は納得しません。下女一人では計画の規模が合わず、里樹妃を狙う理由も見えないからです。
猫猫は下女が仕えていた阿多妃の柘榴宮へ入り、侍女頭の風明に案内されながら調査を始めます。
水死した下女は本当に犯人だった?
第10話の時点では、下女が事件へ関わっていたことは疑われています。
ただし猫猫は「この下女が全部を考えて実行した」とは考えません。
身分の低い下女が、なぜ上級妃・里樹妃を命がけで殺そうとするのか。動機が見えない以上、背後に別の人物がいる可能性を考えるべきです。
風明はどんな人物?なぜ怪しい?
風明は阿多妃に長く仕える優秀な侍女頭です。
仕事もでき、周囲からの信頼も厚く、一見すると事件を起こす人物には見えません。
しかし猫猫は、柘榴宮の調査や里樹妃の様子から、風明が何かを隠している可能性を感じます。
公式制作陣も「悪役として描かない」ことを重視
アニメ公式インタビューでは、風明について「生まれながらの悪人ではなく、無知による一つの失敗から歯車が狂った人物」として、単純な悪役に見せないよう意識したと説明されています。
この視点を知ってから見ると、第10〜11話の風明はかなり印象が変わります。
里樹妃はなぜ蜂蜜を怖がった?
玉葉妃とのお茶の場面などで、里樹妃は蜂蜜に強い拒否反応を見せます。
単なる好き嫌いではありません。
里樹妃は赤子のころ蜂蜜によって命が危うくなった経験があり、それが強い恐怖として残っています。
この「里樹妃は蜂蜜が危険だと知っている」という事実が、風明の過去を暴くきっかけになります。
厚生労働省は、1歳未満の乳児には乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、蜂蜜や蜂蜜入り食品を与えないよう案内しています。
阿多妃の皇子と蜂蜜はどうつながる?
第10話ではまだ全ては明かされません。
しかし第11話で、風明が昔、阿多妃の赤子へ「身体に良いもの」と考えて蜂蜜を与えていたことが判明します。
当時の風明は、蜂蜜が赤子に危険だとは知りませんでした。
そして長い年月を経て、里樹妃が「赤子のころ蜂蜜で危険な状態になった」と知ったことで、風明は初めて自分の過去の行為と皇子の死を結びつけます。
風明はなぜ里樹妃を狙った?動機は二つある
第11話まで含めて整理すると、風明が里樹妃を狙った背景には二つの動機があります。
動機① 蜂蜜の秘密を阿多妃に知られたくない
里樹妃が乳児に蜂蜜が危険だと阿多妃へ話せば、聡い阿多妃が過去の皇子の死と風明の行為を結びつける可能性があります。
敬愛する阿多妃に「自分が皇子を死なせた原因だった」と知られることを、風明は強く恐れていました。
動機② 阿多妃を四夫人の座に残したい
もう一つは、子を産めない阿多妃が新しい妃の入内によって四夫人の座を退く状況にあったことです。別の上級妃の席が空けば阿多妃が残れる可能性があるため、風明の強すぎる忠誠心は里樹妃を排除する理由にもなりました。
蜂蜜の秘密を隠す動機と、阿多妃の地位を守る動機。この二つが風明の行動に重なっています。第11話では猫猫が、阿多妃に蜂蜜の真実を知られないよう、公には後者だけを動機として扱う案を示します。
壬氏の蜂蜜シーンは何だった?
第10話では重い事件の合間に、壬氏が指へ蜂蜜をつけて猫猫へ舐めさせようとする場面があります。
猫猫は完全に引きます。
公式インタビューでも、この場面について「イケメンだからといって許されるわけではない」と笑い交じりに触れられています。
事件では冷静に人を動かす壬氏が、猫猫相手になると距離感がおかしくなる。このギャップが第10話の息抜きになっています。
第10話の伏線・見返しポイント
- 水死した下女だけでは動機が説明できない
- 風明が阿多妃へ抱く忠誠心の強さ
- 里樹妃の蜂蜜への恐怖
- 阿多妃の過去の出産
- 第11話で明かされる羅門の過去と皇子の死
原作では何巻?
アニメ第10話は原作小説第1巻の終盤です。
私の感想|風明が単なる悪人じゃないから重い
第10話は、犯人を当てるというより「なぜここまで追い詰められたのか」を考える回だと思います。
最初の蜂蜜には殺意がない。むしろ阿多妃の子を大切にしたいという善意さえあった。
でも、無知による失敗を隠し、嘘を守るために新しい罪を重ねる。
第1話の白粉と同じで、「悪意がないから安全」ではない。この作品らしい怖さがあります。
よくある疑問
水死した下女が毒事件の黒幕?
いいえ。第10話では下女の単独犯説に疑問が示され、第11話で風明の関与が明らかになります。
里樹妃はなぜ蜂蜜が苦手?
赤子のころ蜂蜜で命が危うくなった経験があり、強く避けています。
風明は赤子を殺すつもりで蜂蜜を与えた?
いいえ。危険を知らず、良いものだと思って与えたことが悲劇につながりました。
まとめ|蜂蜜が「過去」と「現在」をつなぐ
- 下女だけでは里樹妃毒殺未遂の動機を説明できない
- 猫猫は柘榴宮で風明へ近づく
- 里樹妃の蜂蜜への恐怖が過去の皇子の死へつながる
- 風明には「蜂蜜の秘密を隠す」「阿多妃を四夫人に残す」という二つの動機が重なっていた
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